SQFとは安全管理としてのHACCPを基礎として、品質管理システムであるISO9001にも準拠し、食品の安全と品質を同時に管理する包括的なマネジメントシステムであり、選択可能な認証モジュール(社会的責任、環境、動物保護、有機、バイオテロなど)も開発されています。
食品の原材料の生産から加工、流通までのフードサプライチェーン全体のすべての段階に関与し、安全性と品質を担保する仕組みで、さらに第三者による審査、認証、監査が行われる事から、顧客にその適正さを客観的に証明できるのが特徴であります。
安全で高品質な食肉をめざして
近年、食品安全と品質問題は大きな注目を集めています。我が国では乳製品による食中毒事故や狂牛病の発生により、消費者の食品安全に対する知識と関心度は特に大きなものとなっています。
食肉産業は消費者の要求を満たす為に、安全性が高く、品質が安定し、価格に見合った価値があることを確保しなければなりません。
私達は、安全で高品質な食肉製品を供給するために、食品業界のために開発された2000年代のHACCP品質システム、SQFを認証取得致しました。
当社の吉岡食肉加工センターはすべてSQFの規定に沿った形で設計されています。
2007年5月に、国際規格のHACCP品質管理システム『SQF』を認証取得。
HACCPとは、製造・加工・保存・流通等、各段階の危険箇所を予想・分析し、未然に防止するシステムです。
殺菌室
使用される包丁やまな板等は、洗浄のあと紫外線による殺菌を行ないます。感染症の原因となる菌の繁殖を防ぎます。衛生管理を徹底し、品質を守ります。
サニタリールーム
食肉加工ゾーンへの入退室の際、都度サニタリールームを通過します。室外のちりやほこりの流入を防ぐ為、エアーシャワー等食肉処理室に入室する準備をします。
食肉処理室
室内の照度は1,500ルクス以上。常時10℃に管理され、この明るい室内で熟練の担当者が加工処理を行い、骨や毛等の混入を防ぎ品質を守ります。
高感度金属探知機導入
食肉処理室にて加工された後、異物の混入を防止するため高感度金属探知機において全て検品しています。万が一を防止するのが品質管理です。
アルコール急速凍結機
気体よりも熱伝導率の早い液体(アルコール)を、-35℃に冷却して冷凍するため、凍結速度が非常に早く、お肉の細胞破壊を防ぐことができ、解凍後の食品のうまみ成分や水分を逃さず、生のままと変わらない品質を維持することができます。